ドライバーの運転挙動と健康の相関性に関する共同研究を開始
― ドライバーの健康と安全を通じ、運送・交通運輸業界における人手不足解消に貢献 ―

1. 背景

運送・交通運輸業界では、少子高齢化や人口減少を背景に、従事するドライバーが高齢化傾向にあるとともに、 人手不足が深刻な問題となっています。 また、ドライバーの健康状態に起因する交通事故の発生件数は高止まりの状況※にあります。 こうした状況を踏まえ、ドライバーが健康で長く働くための環境整備は急務となっています。 そこで、独自の生体センサーを搭載したスマートリングによる健康見守りサービス「Virgo」を提供するJDI、 デジタル技術を活用した社会課題解決を志向している岡山大学、 通信機能付きデバイス等を活用して自動車走行データを取得するあいおいニッセイ同和損保、 スマートフォン内のライフログや外部環境等のデータから体調管理のヒントを見つけられるアプリ 「you’d(ユード)」や各種データから因果関係を探索・推論するAIプラットフォーム「xCausal(クロス・コーザル)」 を提供しているヴェルト、両備グループ傘下の社員の健康管理を担う両備健康づくりセンターの5者は、 運送・交通運輸業界の人手不足問題の解消や健康起因事故防止に寄与するため、 本共同研究を開始することとしました。

※国土交通省「健康起因事故発生状況と健康起因事故防止のための取組について」より引用

2. 共同研究の概要

2024年2月から、3か月間にわたり、両備グループのドライバー30名にJDIが提供するスマートリングと あいおいニッセイ同和損保が貸与するスマートウオッチを装着いただき、バイタルデータなどを取得します。 また、運転車両にあいおいニッセイ同和損保の貸与する通信機能付きデバイスを搭載し走行データを取得します。 岡山大学を中心として、これらのデータを分析することで、どのような健康状態や生活習慣が運転挙動に影響を与えるか検証します。 最終的には、同様のデータ収集を計4回繰り返し、2025年3月までに120名のデータを分析します。

＜共同研究のイメージ＞

3. 今後の展開

5者は本共同研究の結果を踏まえ、ドライバーの運転寿命延伸と健康増進の実現を目指すなど、 以下の取組みを進めてまいります。

＜参考＞大学・会社概要

〇株式会社ジャパンディスプレイについて

会社名	株式会社ジャパンディスプレイ
代表者	代表執行役会長 CEO スコット キャロン
設立	2012年4月
所在地	東京都港区西新橋三丁目 7 番1 号
URL	https://www.j-display.com/

〇国立大学法人 岡山大学について

大学名	国立大学法人 岡山大学
代表者	学長 那須 保友
設立	1949年5月
所在地	岡山県岡山市北区津島中一丁目1番1号
URL	https://www.okayama-u.ac.jp/

〇あいおいニッセイ同和損害保険株式会社について

会社名	あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
代表者	代表取締役社長 新納 啓介
設立	1918年6月30日
所在地	東京都渋谷区恵比寿1-28-1
URL	https://www.aioinissaydowa.co.jp/

〇株式会社ヴェルトについて

会社名	株式会社ヴェルト
代表者	代表取締役CEO 野々上 仁
設立	2012年8月1日
所在地	東京都渋谷区神宮前5-18-10 2-D
URL	https://veldt.jp/

〇一般財団法人両備ハッピーライフ両備健康づくりセンターについて

会社名	一般財団法人両備ハッピーライフ両備健康づくりセンター
代表者	代表理事 小嶋 光信
設立	2003年4月1日
所在地	岡山県岡山市北区磨屋町3-10
URL	https://ryobi.gr.jp/kenkou/

＜本件に関するお問い合わせ先＞